「With コロナ」で悩みます。   20200525

緊急事態宣言の段階的な解除が進められています。いよいよコロナウイルスと人間が共存の道を行くことになるのでしょう。

セラピールームではどのように共存方法を模索するべきか? セラピストとクライアントの間に大きなテーブルクロスのようなものを吊ってみるか? そうすれば、マスクを外せるだろうか? おたがいに表情が見えるだろう。でも、セラピー後には念入りな消毒がいる。

面と向かって会うのは危険というのは、セラピーも例外ではない。だから、部屋の中で距離を保つ。まあ、ソシアルディスタンスの2メーターくらいなら、幸い、僕のところでもできそうだ。じゃあ、その場合でもマスクをどうする?

箱庭療法は危険なものになってしまいそうだ。玩具や砂に手で触れるのだから。だけど数多い玩具を全部消毒などできない。砂だって同じことだ。いちいち洗ってなんていられない。無理だ!?

遠隔カウンセリングを行う。遠隔といっても、手のひらで気を送るとかの遠隔のことではない。電話とか、ビデオとか、・・「電話では話がちょっと伝わらない」と言っていた時代は終わったのか? わざわざお互いに会いに出かける時代も終わったのか? 

ビデオだって、色々な難点がある。機械操作がわからないと誰もできない。そのうえ、アイコンタクトの視線がわからない。

風景構成法という絵を描いてもらう有名な技法がある。これも手で触れた画用紙にサインペン、クレパスとなるとどうする? 遠隔カウンセリングの場合は、材料をクライアントに送り届けて、電話やビデオで説明をして取りかかっていただく、そんな感じかなあと思う。

こんなわけで、これからのWithコロナ時代の臨床のあり方は、本当に悩ましいかぎりです。コロナそのものへの得策は色々言われているが、ワクチンも特効薬もまだしばらくは期待して待つしかない。それまでに、臨床のあり方は変わっていかざるをえないのでしょう。

でも、人と人とのコミュニケーション、心と心のふれあいはけっして置き去りにしてはならないと思います。セラピーがセラピーであるために。